骨とカルシウム②
骨と臓器のネットワーク
骨は、単なる体を支える「硬い柱」のように思われがちですが、
実は、常に他の臓器とメッセージをやり取りしながら、全身のバランスを保っていて、
非常にアクティブな生きた臓器なんです。😉


その為、骨にはいくつかの大きな「役割」があります。
身体を支えることと臓器の保護:
姿勢を保ち、脳や心臓や肺など「重要な臓器」を衝撃から守ります。
運動機能:
筋肉や関節を使って体を動かすための「てこ」の役割をします。
血液を作る:
え~骨が血液をつくるの~?って意外に思いますよね?
骨の中には、「骨髄」というスポンジ状の組織があり、
赤血球、白血球、血小板などの血液細胞が日々作られています。
ミネラルの貯蔵と血液濃度の維持(これが最も重要):
カルシウムやリンなどのミネラルを蓄える「貯蔵庫」の役割をします。
骨は、血液中のカルシウム濃度を常に一定に保つための巨大なタンクです。

骨と他の臓器との密接なネットワーク
骨は、血液中のカルシウム濃度を一定に保つために、
複数の臓器とチームを組んで働いています。
「カルシウム」は、
筋肉を動かしたり、
心臓を規則正しく動かしたり、
脳の神経伝達を行ったりするのに不可欠なため、
少しでもカルシウムが不足すると命に関わります。💦


副甲状腺との関係:
血液中のカルシウムが不足すると、のど仏の下にある副甲状腺がそれを感知し、
「パラソルモン」というホルモンを出します。
このホルモンは骨に「カルシウムを血液に溶かし出せ!」と命令を下し、
血液中の濃度を回復させます。


小腸との関係:
小腸は、食事から摂ったカルシウムやリンを吸収する窓口です。
骨を減らさないためには、
小腸でしっかり栄養を吸収して血液に送り込む必要があります。


腎臓との関係:
腎臓は、血液をろ過して尿を作りますが、血液中のカルシウムが減っている時
腎臓は、尿として捨てずに体内に引き戻す働きをします。
また、「ビタミンD」を活性化させ、
腸からのカルシウム吸収を後押しする役割も担っています。😄

骨作りと臓器の連携に不可欠な「栄養素」
骨を強く保ち、臓器ネットワークを正常に働かせるために必要な栄養素は
「カルシウム 」
骨の主成分となるミネラルです。牛乳、小魚、大豆製品、青菜などに多く含まれます。
「リン 」
カルシウムと結合して「ヒドロキシアパタイト」という硬い結晶を作り、骨に強度を与えます。肉や魚など多くの食品に含まれるため、現代の食事ではむしろ「摂りすぎ」によるカルシウム吸収阻害に注意が必要です。
「ビタミンD 」
小腸でのカルシウム吸収を強力に促進する鍵となる栄養素です。サケやキノコ類に含まれるほか、皮膚に紫外線(日光)を浴びることで体内でも作られます。
腎臓で「活性型ビタミンD」に変換されて初めて機能します。

「タンパク質・コラーゲン 」
骨の「鉄筋」の役割を果たします。カルシウムがコンクリートだとすると、それを流し込むためのしなやかな枠組みがコラーゲン(タンパク質の一種)です。
これが骨に「折れにくい柔軟性」を与えます。
「ビタミンK」
骨のタンパク質(オステオカルシン)を活性化し、カルシウムが骨に定着するのを助けます。
納豆や緑黄色野菜に豊富です。
「マグネシウム 」
骨に弾力性を与えたり、カルシウムが骨に沈着するのを助けたりします。
骨は毎日少しずつ壊されて作り替えられており、
1本の骨が新しい骨に入れ替わる目安は約3〜4か月、
全身の骨格全体では数年かけてほぼ入れ替わるとされています。
骨を作るのに欠かせないのがカルシウムです。

カルシウムを骨にする為には、
ビタミンDやK、タンパク質などが必要で、
どれか一つでも欠けると骨が出来ないように、
骨がないと臓器も正常に働かなくなるくらい骨は、
体にとってとても大切な役割をしています。
人間も「骨のある人」であってほしいものですね✨
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